みなさんこんにちは。“MaskMan YC”です。
今回のテーマは「誰だって“唯一無二”」です。
まずこのテーマについて見ていく前に「唯一無二」の意味を見てみたいと思います。
◎「唯一無二」とは
“この世でただ一つしかないこと。他に同類のものがなく、その一つ以外並ぶものがないこと。“
(引用:goo辞書「唯一無二の解説 – 三省堂 新明解四字熟語辞典」より https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%94%AF%E4%B8%80%E7%84%A1%E4%BA%8C/)
この意味を踏まえて、あらためて今回のテーマ「誰だって“唯一無二”」というワードをご覧になって、どのように感じられましたか。
私はこう思います。
あなたはあなた
私は私
この世に全く同じ人は存在しない。
得意や不得意は当然ある。
いろいろな個性がある
それこそがまさに“唯一無二”
だからこそ「誰かの“特別”になる必要はない。」
「“誰か良く見られよう”と無理をする必要はない。」
あなたはあなたのままで
私は私のままで
“ありのまま”をただただ互いに認め合えれば
もっと人に優しくなれるようになれるだろう
もっと自分に優しくなれるようになれるだろう
もっと自分に自信が持てるようになれるだろう
あなたはあなた
わたしはわたし
それでいい
人は誰でも“唯一無二”の存在なのだから
「誰だって“唯一無二”」と捉えることで、自分を取り巻く世界は随分と違って見えるようになれます。
それでは「誰だって“唯一無二”」について深く考えていきたいと思います。
「憧れ」「闘争心」を抱けば抱くほど生きづらさを感じる
メジャーリーグやオリンピック、ワールドカップなどで活躍されているトップアスリート
音楽業界や芸術の世界でヒットを送り出し、活躍されている作曲家、作詞家、シンガー、アーティスト
YouTube、SNS、テレビやラジオの世界でバズり、活躍をされている俳優、タレント、Youtuber、インフルエンサー
ビジネスの世界で事業が当たり、活躍されている経営者、起業家
一度は「私もあんなふうになりたいな」って憧れを抱いたことはあるのではないでしょうか。
彼らのようになりたい、どうしたらなれるのだろうと、彼らが書いた本やブログを読んだり、これまでの軌跡を調べたり…していくうちに、
「自分には無理」
「あっ!住んでいる世界が違う」
などと虚しい気持ちになったご経験はあるのではないでしょうか。
少なくとも私はこのような経験が過去何度かしてまいりました。
身近なところでは、例えば…
学生時代、
「自分は全く運動音痴なのに、あいつは運動神経抜群で勉強もできる。」
「異性からもモテモテだ。」
「俺もあんなふうになりたい。」
そして社会人
Episode3:【シリーズ“自分らしく生きるために”】①「他者と比べない。“自分は自分”」
でも書かせていただきましたが、
「後輩は出世したのに、自分は出世できない。」
「俺も後輩のように出世したい。後輩に負けたくない。」
と「憧れ」や「闘争心」を抱いた経験を私は何度も何度もしてきました。
彼らのことが輝いて見えました。
彼らのようになりたいと、
体づくり(走り込みなど)に励んだり
資格取得の勉強に励んだり…
でも自分なりの努力をしても、結果彼らには追い付けない。
彼らのように輝けない。
彼らのようにモテない。
彼らのように出世できない。
彼らのように「特別な存在」にはなれない。
そう思うと、本当に辛い気持ちになり、抱いた経験を私は何度も何度もしてきました。
「憧れ」「特別」…何もない、いわば「普通」の自分に対して劣等感を抱いていました。
「普通」≠「無能」
そんな私の状況を打開に導いてくれたのがアドラー心理学の次の教えです。
“普通であることの勇気“
“普通”であることとは、無能なのではありません。わざわざ自らの優越性を誇示する必要などない”
(引用:岸見 一郎/古賀 史健「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(2013) P.260・P.261)
このアドラー心理学の教えを踏まえて、私は当時の自分をこう分析しました。
「憧れ」「闘争心」は、どこかで「注目されたい」「特別に存在になりたい」そこから来ていたのではないか。
「特別な存在になれない」…すなわち「普通」である自分に対して「無能」というレッテルを張っていなのではないか。
そしてこのアドラー心理学の教えから、私は自分に対してこう捉えられるようになりました。
「特別な存在になれない」としても「普通」でいいじゃないか
自分は「無能」な存在ではない
と
「あなたはあなた」「わたしはわたし」…「人は誰だって“唯一無二”」
「普通」である自分に対して受容的になれたことで、こう思うこともできるようになりました。
トップアスリート、有名アーティスト、俳優、タレント、Youtuber、インフルエンサー経営者、起業家…
クラスメイト、上司・先輩・後輩…
個性、育った環境、生きている環境、これまでの境遇…ひとそれぞれ全く違う。
だからこそ、憧れを抱いて、「あの人みたいになりたい」って思っても絶対になれっこない。
一方自分はどうだ。自分の個性、育った環境、生きている環境、これまでの境遇は“他者にはない自分にしないかないもの”だ。
そこをもっと着目していくべきなのではないか。
トップアスリート、有名アーティスト、俳優、タレント、Youtuber、インフルエンサー経営者、起業家…
クラスメイト、上司・先輩・後輩…彼らにはあって私にはないものがある。
逆に彼らにはなくて私にあるものがある。
それこそ「あなたはあなた」「わたしはわたし」…
「人は誰だって“唯一無二”」なのではないか
と
最後に
今回のテーマ「誰だって“唯一無二”」
いかがでしたでしょうか。
「普通であること」に「勇気」持つことで、
“他者にはない自分”に気付くことができるようになり、
そこからありのままの自分を受容し、より自信を持ってこれからの人生、キャリアを歩んでいけるようになると思います。
決して私はあなたにはなれません。でもそれでいいのです。
私は“わたし”なのですから
私も「ありのままの自分」を受け入れられず、強い劣等感、悩み、苦しんだ日々を過ごした人間です。
同じ悩みを抱えていらっしゃる方にとって少しでも参考となり、勇気となれれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
MaskMan YC
参考文献:岸見 一郎/古賀 史健「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」(2013)
P.73~P78.「第二夜 劣等感について」、P.260~P.264「第五夜 普通であることの勇気」
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